ツボについて

ツボとは「経穴」といいます。経穴は全身にたくさんあります。東洋医学は経験医学で、今までの経験知により、身体のどこにツボがあるのか、古来から伝えられてきました。

WHO(世界保健機関)でも鍼灸の効果が認められていて、鍼灸治療では、このツボに刺激を与えることにより、様々な体の不調を改善へ導きます。

経絡という体の中を流れている道のようなものがあって、その走行上にツボ(経穴)は点在しています。そのツボは気血や、臓腑の不調なところを反映しています。気や血が滞ったり、足りなくなると、コリやへこみ、痛みとして症状が現れます。

経絡には十二正経とよばれる十二本の経脈があります。東洋医学の考え方にひとつに「陰陽」という考え方があります。十二経脈にも陰と陽にわけられ、足と手に陰と陽、それぞれ三本ずつの経脈が流れています。そしてそれぞれは、陰は五蔵(肝・心・脾・肺・腎)+心包(心を覆うもの)の六つに繋がって、陽は六腑(胆、小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)に繋がっているとされています。

これらのツボを刺激することで、身体の臓腑を活性化させることができます。

手  三陽                         三陰

手の陽明大腸径              手の太陰肺経
手の太陽小腸経       手の少陰心経
手の少陽三焦経       手の厥陰心包経

足  三陽                        三陰

足の陽明胃経               足の太陰脾経
足の太陽膀胱経       足の少陰腎経
足の少陽胆経        足の厥陰肝経

他にも奇経八脈という六臓六腑につながらない経絡があります。

その中でも、身体の前と後ろの中心を縦に通っている、経絡があり、その走行上にも大切がツボがあります。

背中の中央を通り、背骨にそって、脊髄から脳に繋がる「督脈」と、身体の前面の中央を通って生殖器にもつながる「任脈」があり、これらの二本と先ほどの十二正経とあわせて、十四経と言われています。


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