食欲の秋 お腹の調子を整えましょう

急に秋が深まり、朝晩の冷え込みも強くなってきました。紅葉がきれいな季節です。芸術の秋、読書の秋、食欲の秋といろんな秋を楽しみながら過ごして頂きたいと思います。

食欲の秋。栗やサツマイモ、梨や柿なども果物も旬なものも多く、また秋の夜長、ついつい食べ過ぎてしまうという日もあるのではないでしょうか。食べ過ぎも便秘の原因の1つ、今回は便秘について書いてみます

便秘に注意

最近、お腹の調子がいまいち、便秘でお腹がなんとなくすっきりしないという方も増えています。

便秘とは糞便が腸の中に長く停滞したり、通過するのに時間がかかってしまい、排便の回数や排便の量が減ってしまう状態です。

便秘には急性のものと慢性のものがあります。

便秘をもたらす、腸内の原因には、腸管内の水分不足や、水分の吸収力の亢進、腸管の運動の低下、また腹圧が弱くなったり、便意があるのに、排便を我慢してしまうなどがあります。また腸管腔の中が狭窄していたり、閉塞しているという、腸の器質的な問題があることもあります。

*急性のものは腸閉塞や、急性の炎症症状があるもの、また薬の影響による便秘も考えられます。急性の症状、お腹のぐるぐる鳴る音が変かな、腸の動きが頑固に悪いなど気になる症状があるときは、まずは受診をお勧めします。急に便秘になった、頑固な腹痛がある、細い便がでるなど、血液が混じる、体重が急に減ったなど、気になる症状がある場合、大腸癌や大腸の癒着などによる狭窄や閉塞があることもあるので、注意が必要です。

*慢性の便秘には、弛緩性の便秘、習慣性の便秘、痙攣性の便秘などがあります。

慢性の便秘

*弛緩性の便秘は、腹筋の力が弱くなったり、腸の蠕動運動が低下すると見られます。高齢者の方や、出産経験のある方などに多いようです。

*習慣性の便秘は、直腸壁にある、排便反射の低下によって起こります。太くて硬い便がみられます。朝、便意があるのに、自分のタイミングでトイレに行かれず、我慢してしまうことが多い方、直腸や肛門の疾患(痔など)がある人に多いようです。直腸性便秘とも言われます。

*痙攣性の便秘は自律神経の過度の緊張によって、大腸が痙攣性収縮を起こし、便の通過が障害されるために起こります。これは若い方にもみられ、神経質な方、ストレスが多い方に多くみられる便秘です。過敏性腸症候群の方にみられ、便秘と下痢が交互に繰り返されるという症状があります。便も小さなコロコロした便で兎糞状便と言われます。このタイプの便秘の方は下腹部が痛むことが多く、排便をすると痛みが軽減します。

東洋医学で便秘とは

東洋医学では便秘のことを「大便秘結」と言います。体質や原因によっていくつかに分類されます。

*熱秘

アルコールや辛い物を食べ過ぎた、熱がこもりやすい体質の方に見られます。 便秘の他に顔に赤みが出やすい、口臭がある、口が渇くなども症状も見られます。

*気秘

ストレスが強い状況がある、長い時間座りっぱなしだったなど、気の流れが停滞している状態で起こりやすい状態です。口が苦い、お腹や肋骨の下あたりがなんとなく張って苦しいという症状も見られます。

*虚秘

気や血が足りない、病気の後やお産の後、また加齢に伴う気虚、血虚の方にみられます。便意はあるけれど、なかなか便が出ない、息切れがしたり、疲れやすい、顔色が白いという気虚症状が伴ったり、便秘が長く続く、便がコロコロ、眩暈や動悸がしたり、唇や爪の色が薄く白っぽいという血虚症状を伴います

*冷秘

体力がない、また加齢により冷えがある、身体を温める力(温煦作用)が低下した状態で起こる便秘で、手足が冷える、夜中に何度もトイレに行く、顔色は蒼白いなどの症状も伴います。

生活習慣で便秘予防

原因やタイプによっても、対策は異なりますが、特に過敏性症候群の方は、過労や睡眠不足をできるだけ避け、適度な運動を心がけていきましょう。また刺激の強すぎる香辛料や食品も控えめにしてみましょう

習慣性便秘の方は、できるだけ同じ時間帯に排便習慣をつけ、便意を我慢しないよう心がけてみてください。食物繊維を含んだ食事や、充分な水分をとるものよいと思います。

味覚の秋、ついつい食べ過ぎてしまう季節ですが、食べ過ぎも便秘の原因となりますので、お腹が喜ぶ適度な食事を心がけてみてください。当院では、症状やお話を伺いながら、体質や生活習慣などに合わせて、鍼灸全身コースで便秘のお悩みをお手伝いしていきます。


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