お灸で足首を温める

足首捻挫の後遺症

足首の捻挫といっても種類があります。

内反捻挫、外反捻挫、伸展捻挫、、

なかでも多いのが内反捻挫。小指を下側になった状態で足首をひねってしまうものです。

足首は足のいくつもの骨で構成されていてその周りを靱帯で支えています。

捻挫はきちんと治しておかないと、後遺症が何年も経ってから現れます。

靱帯が伸びてしまった状態で、足首の関節の緩くなっていると、足首に負担がかかり、足首が腫れたり、痛みが出たりします。

関節がゆるくなっていると、捻挫を繰り返しやすくなったり、無理な負担が同じ場所にかかって、変形を進めてしまったりします。

関節の周りには関節包とういうものはあり、この関節包と関節の間には滑液というヒアルロン酸やタンパク質を含んだ液体があります。

滑液は温度によってその粘度が変化し、関節自体の動きをスムーズにします。この滑液が栄養分を補給したり、老廃物を排出したりしてくれています。この滑液は滑膜で産生されていて、滑膜には血管が豊富に分布しています。

関節部分にお灸をすることで、血液循環が良くなり、滑液の働きもよくすることが期待できます。

そこで、足首周りが特に夕方になってくると腫れぼったくなってくる、疲れがたまると重たくなるという症状に、お灸をしてみました。

 

お灸する前:

夕方になって、疲れてくると、くると外くるぶしが腫れやすい。

 

 

 

 

 

 

 

 

お灸した後:

関節周りに緩和シートをして米粒大のもぐさでお灸してから棒灸でじんわり温めます

疲れてくると足首に負担がかかり、腫れたり、足が浮腫んだりしやすくなっていました。お灸で足を温め、外くるぶしの腫れが少し引いてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

足首に負担のかかる原因としては、足の関節がゆるくなっていて可動性が大きくなっているのはもちろん、膝や股関節の動きや悪いことが原因で足首に負担がかかってしまうこともあります。

逆に足首の負担を軽減しようとして、歩き方や動作が不自然な状態なまま動作を繰り返すことで、膝や股関節、腰に痛みがでてしまうこともあります。

痛みのあるところだけでなく、身体のバランス全体を整えることも大切です。


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