夏こそお灸 冷え対策

湿気も多く梅雨もまだ本番ですが、気温も暑くなってきています。

最近の患者様で多い訴えは、身体がダルい、お腹の調子がいまいちという症状。湿度が脾胃に負担をかけてしまっているかもしれません。また、暑くてつい冷たいものをよく食べる、よく飲む。暑い日は冷房もつけ始めたり、身体をついつい冷やしてしまって、冷えから胃腸の調子を崩している方、コロナ感染症による生活の変化により、ストレスが溜まっている、精神的に疲れているという方も増えてきています。そこで夏の冷えや日常のストレスからくる身体の変調に、お灸をお勧めしたいと思います。

当院にいらしてくださる患者様にもお灸の治療を積極的に行っています。

今回はお灸で症状が改善したというお声や、お灸についてのご相談内容について少しご紹介してみたいと思います。

トイレが近い

頻尿の訴えで来院された患者さま。身体の冷えを自分ではあまり感じないという事でしたが、一時間に一度はトイレに行く事が増えたというお話でした。お仕事も最近特に忙しく、仕事や家庭、子育てと、いつもフル可動している頑張り屋な女性です。運動もよくしているのですが、自宅では薄着で過ごされることも多いようでした。頻尿と言っても原因は人それぞれ。その方の生活習慣や、取り巻く状況によっても違ってきます。冷えが原因だったり、環境の変化や家族の状況、精神的なストレスによる、自律神経の乱れ。睡眠や食生活によるもの。もちろん原因は1つではなく複合的な事がほとんどです。

東洋医学では四診といって、視診(見る)、聞診(音や臭い)、問診(尋ねる)、切診(触る)という方法で、その方のお身体の声を聞いていきます。顔色、声のはり、脈の感じやお腹の状態、皮膚のはりや色、舌の色や形。伺うことができるいろんな情報から、どんなツボを選んで、どんな施術内容でお手伝いするか決め、はりやお灸、マッサージなどをしていきます。

この方の場合、精神的なストレスもあり、不安や心配を外には出さず、明るく踏ん張るお母さんでした。今回は自律神経を調整しつつ、やはり冷えもあるようでしたので、お灸を中心に身体を温めて、血流や気を流すお手伝いをしてみました。頻尿は思ったよりも少ない通院回数で解消したようで、治療後のフィードバックもしてくださいました。ご自分でも自宅でお灸を積極的に取り入れたメンテナンスをなさる方だったので、症状も早めに落ち着かれたようでした。

お腹にお灸

湿気や冷えで胃腸の調子がいまいちという方、お腹に自宅にあるお灸をしてみたけれど、手や足にお灸するよりも熱く感じて、、、というご相談もありました。この方も普段からお家でお灸をセルフケアとして取り入れている方でした。セルフケアとして使うお灸は、台座灸が比較的扱いやすいと思います。台座灸にも強さの段階があるので、ご自分にあった強さのものを選ばれるといいと思います。どんな強さがいいのかわからない時は、当院で段階別にお試しいただけるので、ご相談ください。また、お灸をする場所によっても、お灸の強さの段階を変えるのもよいと思います。皮膚の弱いところ(身体の陰の部分:内側、お腹側、腕や足の内側)は少し弱いものから始めてみるとよいと思います。いろんな種類を用意するのがちょっと、、という場合は、弱いものを何壮か同じところにすえて、じんわり温かさを感じるまで繰り返すのも良いかと思います。

取扱い方や、どんなツボにやったみたらよいかというご相談は、治療の際にご提案させていただきますので、お気軽にお声かけください。

 

 

 

 

 

 


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