胃腸の力をアップしましょう

8月にはいります。今年の梅雨は明けるのも遅く、やっと夏が来てこれから一気に暑い日がやってきます。暑いと喉ごしの良い物や、冷たいものが欲しくなり、ついつい食べ過ぎて、なんとなくお腹が冷える、調子が悪いという方も増えてくる季節です。またストレスでも胃腸に負担がかかりますので、思うように出かけられないこの時期、胃腸の力を落とさないよう気をつけて過ごしていきたいと思います。

自律神経と胃腸

胃腸は食べたものを消化・吸収してくれています。これをコントロールしているのは自律神経です。自律神経には交感神経と副交感神経があります。この2つの神経のバランスが、私たちの身体に影響を与えます。緊張したり、集中したりすると、頭や身体が活動モードになるため、こういう時は交感神経が優位になります。休憩したり、寝ている時、ゆったりと過ごしている時は、副交感神経が優位になります。胃腸が上手く働いてくれるのは、副交感神経が優位な時です。

副交感神経が優位になると、、、、

◎唾液の分泌が増え、腸から出る腸液の分泌も増えてきます。

◎お腹の動きが活発になります(蠕動運動といいます)

食後の消化、吸収をしっかりと促す為には、副交感神経が優位になる状態をつくることが大切です。

食後すぐに仕事や運動をすると脳や筋肉に血流が送られ、胃腸に送られる血流が少なくなってしまいます。食後は少しゆったりと座って気持ちも身体もリラックスさせてあげましょう。

食べてすぐに寝てしまうのも胃に負担がかかります。食べ物は口から入って少しずつ下に降りていきます。すぐに横になってしまうと、胃液が逆流したりし、また、睡眠中は胃の活動も日中ほど活発でないので、胃もたれしやすくなります。

 

胃腸に元気に活動してもらう為には

◎規則正しい食生活 ◎良く噛んで食べる ◎食後は少しゆっくり過ごす ◎腹八分目

◎バランスのよい食事などが大切です。

胃腸にやさしい食事

胃腸が疲れているとき、胃の粘膜が荒れている時、胃腸の回復の為に、自分のお腹をいたわってあげてください。消化にいい物、刺激の少ないもので、胃腸を休ませてあげましょう。

薄味のもの、油っぽくないもの、胃に負担がかからないような柔らかいもの(おかゆや野菜スープなど)をとり、また、鶏肉や卵、お豆腐などの良質のタンパク質も取りましょう。タンパク質は、胃腸の粘膜を修復していくためには必要な栄養なので、ミネラルやビタミン(お野菜などから)と一緒にとって胃腸の回復を応援しましょう。

お腹の血流をあげましょう

【おすすめのツボ】

お灸などで、お腹を温めて、胃腸の血流をあげるお手伝いをしていきましょう

「中脘」(ちゅうかん):

おへその上で、お腹の真ん中のライン上で、手の指を揃えて、5本分くらい上にあるツボです。

おへそと胸骨(胸の真ん中にある骨)の一番下の突起を結んだ線上の丁度真ん中あたりです。

「下脘」(げかん):

おへその上で、お腹の真ん中のライン上で、手の指を揃えて3本分くらい上にあるツボです。

中脘のツボとお臍の真ん中にあるツボです。

はりきゅうコースでは、お腹をお灸で温めますが、自宅では両手を重ねて、お臍の上の部分に当ててあげるだけでも、温かくなってきますので、お手当してみてください。

 

 

 


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