この時期気になる、冷え、頻尿

 

いよいよ12月。朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。2021年もあと1ヶ月を切りました。昨年に引き続き、悩ましい事の多い1年となりましたが、引き続き感染症対策をしながら、今年を乗り切っていきたいと思います。

この時期、特に女性は身体の冷えに悩んでいる方も多いと思います。冷えと共に、頻尿や、むくみといった症状でご来院される方も増えています。身体の冷えの原因の1つは、身体の代謝機能の低下、血流の循環不良などがあります。

陽が足りないことによる冷え性

東洋医学では陰陽という概念があります。陰と陽はお互いに対立したり、制約しあったりしています。例えば陽は熱、陰は寒、同じように表裏、昼夜、上下など、あらゆるものには陰と陽があるという考え方です。人の身体も陰陽があり、五臓(肝・心・脾・肺・腎)は陰、六腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)は陽に分けられます。

冷え性は陽気の不足や血行不良でも起こります。女性の場合、冷えると月経痛も強くなったり、頻尿などの膀胱のトラブルになることもあります。陽気が不足している気虚タイプの方は、身体を温める機能が弱くなっていることで、手足が冷えたり、疲れやすい、だるい、風邪を引きやすいなどの症状がみられます。五臓のうち、【腎】や【肝】【心】などが主に関係してきます。中でも、五臓の【腎】は、六腑の《膀胱》と関係が深く、腎が弱くなると(腎虚)、頻尿などの膀胱のトラブルが症状として表れることがあります。また、【肝】や【心】は血との関係が深く、これらが弱くなると、血行不良による月経痛、肩こりや頭痛といった症状の原因になります。

腎陽虚による冷え性、排尿トラブル

腎陽虚とは腎虚が更に進んだ状態です。腎の力は、年齢と共に弱くなってくる方が多いのですが、生まれながらもっているパワーは人それぞれで、生まれつき弱い方もいます。身体を温める陽気が虚している(弱っている)ので、冷えがおこります。夜中に何回か起きる、腰痛がある、下痢をしやすいといった冷え症状がみられます。五臓の【腎】は六腑の(膀胱)と密接な関係(表裏関係)があり、腎が弱っていると膀胱に関係する症状(排尿トラブル)がみられます。この腎陽虚タイプの方の頻尿は、尿の量も多く、色も薄く、夜間に回数は多いといった傾向があります。こういった症状のある方は、腎の気を補い、腎の働きを助け、身体をぽかぽかと温めて、陽気を補ってあげましょう。

お灸やツボ押しでセルフケア

***腎兪(じんゆ)***

背中にあるつぼで、背骨のすぐ両脇にある筋肉上にあります。高さは腰椎(5つあります)の2番目と3番目の間の高さです。だいたい、お臍の高さで腰に手を当て、そのまま、背中の方にずらしていくと、親指が自然とあたるところです。軽く押して見て気持ちいいところを、じんわりと親指で押してみましょう。

***太渓(たいけい)***

足の内くるぶしとアキレス腱の間の凹みにあります。ツボ押しとともに、お灸も自分でやりやすいところなので、温めてみましょう

 

 

 

 

 

***関元(かんげん)***

お腹にあるツボで、おへその下にあります。手の指を揃えて、指4本分お臍より下にあります。お灸で温めるのもお勧めです。お腹に1人でお灸は心配という方は、掌を当ててたり、カイロで温めてあげるのもよいと思います。お腹の皮膚は、デリケートなので、低温やけどなどには注意して、洋服の上から、お臍の下をじんわり温めてあげてください。腹巻きも冷え予防にお勧めです。

 


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