春は、新しいスタート、始まりの季節
4月は新しい出会いや、新しい場所や新しい仕事など、変化のある方も多い季節です。
東洋医学では五行説という考え方があり、宇宙にあるすべての物を五つの要素(木・火・土・金・水)に分類します。
自然も人の身体もこの五つに分けられた要素と関連づけて捉え、五つの要素はお互いに影響しあっていると考えます。
春の季節は五行説の分類では、木にあたります。
木の特性は、植物が芽吹いてきて、上に外に伸びていく、成長していく様子を表します。いろんな物が始まっていく象徴です。
人の身体を五行説で分類すると、肝・心・脾・肺・腎と分けられ、春は肝と関連があると考えられています。
肝は気を伸びやかに、全身に巡らせる作用があり、疎泄作用といいます。
自然の中では外から風邪(ふうじゃ)という病邪が入ってくると、疎泄作用が影響をうけ、風の特徴である、舞い上がって、移動するという性質によって、人の身体の上部や外側に症状が現れやすくなります。
例えば、頭痛やめまい、鼻水など、上の方に症状が出やすく、また風のように、移動しやすいので、症状があちこちに変化しやすいという特徴があります。
風邪は他の病邪もつれてくると考えられており、「風邪は万病の元」といわれるように、気をつけていきたいものです。
免疫力をつけて、風邪に負けない身体作りが大切です。
よもぎ茶でほっこり
よもぎは、旬の季節は春で、若い芽を摘んでお餅に入れてよもぎ餅として食べたりします。
よもぎの葉は艾葉(がいよう)と言われ、薬用にも用います。
「月経過多、鼻血、痔、腹痛、冷え性など」に乾燥した葉を煎じて飲む事もあります。
鍼灸治療では、お灸を行いますが、お灸で使われるもぐさは、よもぎからできています。
当院ではお灸を積極的におこなっています。
鍼灸全身コース、または鍼灸部分コースをご用意しております。
4月は、施術後のよもぎ茶でも、ほっこりしていただきたいと思っております。