6月梅雨入りの東洋医学

6月は梅雨入りの季節

湿気の強いシーズンがやってきます。梅雨時は風邪や寒邪、湿邪の3つの病邪が重なることもあり、快適にすごしにくい季節です。

今年はこれに「疫癘」も重なって、これらの外邪から(外から侵入してくるもの)身体を守ることが益々大切です。

「疫癘」とは外因の1つで感染性や流行性の強い病邪のことです。ウイルスや細菌など、病原体を意味しています。今までの疾患だと、インフルエンザやコレラなど、今だとコロナウイルス感染症もこの1つといえるかもしれません。外邪と正気のバランスが大切で、正気が落ちる又は、外邪が強くなるなどでバランスが崩れると、病の症状があらわれます。

正気を落とさない、免疫力、体力を落とさないことがとても大切です。

特にこの時期は湿邪

湿邪は濁り、粘りの性質があり、体内の水分の流れを悪くするイメージです。体内に湿邪が溜まりやすくなると、浮腫や、頭痛、胸のつかえ、倦怠感などの症状、胃腸の症状では、下痢なともみられます。

脾胃に影響を与えると

梅雨の湿邪で脾胃に影響を与えると、湿が滞って、脾胃の消化機能が落ちてきます。気や血を作っているのが脾。それが上手く作れなくなると、気が足りなくなってダルい。気が滞ってダルい、といった倦怠感が起こりやすくなります。

また考えすぎることも脾を傷つけます。思い悩み過ぎは脾の運化作用という運ぶ力を弱め、消化吸収をしにくくしてしまいます。

ほどよく身体を動かし、じんわり程度の汗をかくのがおすすめです。

考え過ぎず、身体を動かす機会を持ちましょう。また、ぬるめのお湯に、じんわり汗が出る程度につかり、リラックスタイムを作りましょう。

おすすめのツボ

「三陰交」:

内くるぶしの中心に手の小指をあてて、指を揃えて当て、指4本分上にあがったところにあります。

足のむこうずねから後ろにずれたところで、骨の際のところにあります。

内くるぶしから足の骨の内側を触りながら、骨の際を確認してみてください。

 

「陰陵泉」:

やはり内くるぶしから足の骨にそって上に上がっていくと、

膝の少し下にゆるやかなカーブになっていて、自然と指が止まるところにあるツボです。

浮腫がある、お小水が出にくいなどの症状の時。

また湿気が強くなってくると膝の痛みが起こりやすい方などにおすすめです。


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